生きるのがラクになる「忘れ方」の秘訣

生きるのがラクになる「忘れ方」の秘訣 (講談社+α新書)

生きるのがラクになる「忘れ方」の秘訣 (講談社+α新書)

筆者はイヤなことや,楽しいことも忘れる「忘力」が大事だという。
仏陀も過去や将来のことに目を向けるのではなく,今に精一杯生きることが大事だと説いた。
そういった仏教的な視点から「ラクに生きる」生き方を紹介している。
たしかに,いつまでたっても過去の栄光にしがみついたり,将来を過剰に心配することは自らの身を自らで滅ぼすことになるだろうと思う。
ただ,人と言うのは生来将来を不安に思うように作られていると思うので,なかなかそういった悟りの境地に達するのは難しい。
人生は楽しいこともつらいことも起こる。
それをあるがままに受け止めて,身の回りに起こることはすべて正しいと考える生き方がいいのだろう。