『ケータイを持ったサル』

ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊 (中公新書)

ケータイを持ったサル―「人間らしさ」の崩壊 (中公新書)

四六時中携帯を肌身離さず持って仲間と連絡を取りたがる輩は、常に群れで行動をしたがるニホンザルと大差ない、というのが主旨。
氏が主張する論旨にすべては賛同できないけど頷けるところは多々あった。事象の新鮮なアプローチは読んでて爽快だった。


たとえば携帯で公共の場でも連絡を取りたがる行動と、ルーズソックスを履いて踵を潰して街を歩く行動は、ともに社会化への拒絶らしい。
携帯やパソコンで常に誰かとつながっていないと不安だと思うひとは、いっぺん読んでみるといいかもしれません。