そもそも「学校」とは何だろう?
きょう教えてきた高校生2人にこの疑問を投げかけてきた。


俺は学校とは、机の上だけでの勉強だけでなく人間関係の築き方(友達のつくりかた)や道徳、社会マナー、あいさつのしかたなどを学ぶ場所だと思う。


要するに子供に社会性や公共性を身に付けさせるところである。
いい高校、いい大学に入るための建物では断じてない。


通知表で全部「5」がつく生徒が人間的に完璧ではないことは言うまでもない。


子どもにとっても地域にとっても学校はなくてはならない場所だと思う。
同じ町に住む子どもが集い共に学べる。


そんな素敵な場所が学校です。


だから俺は日ごろ教える生徒に時間があれば、机の上だけの勉強がすべてじゃないよって言います。


この前参加したセミナーでも同じようなことを大学生になった自分が学びました。


要するに人間の生きる究極的な目的や意義は、「社会に役立つこと」なんですよね。
そのためにはあらゆる「勉強」をすることが必要不可欠。


その勉強はなにも先生が言うことを熱心に暗記することだけじゃないと思うんです。


さっき言ったような道徳や社会マナーは、大人になってから身に付けるようでは遅い。


いろんなことをみんなと一緒に学ぶ場所、それが学校ではないでしょうか。
そんな本来楽しい場所であるはずの学校に「行きたくなくてしょうがない」、「憂鬱だ」なんて感情が発生するのは彼らの先輩の身からすると悲しい。


でも、忘れてはいけないのは、このような感情が生まれる原因に大人の存在があることです。


生徒をあるべき方向に導くことをするのが教師たるものの使命でしょう。
いまや教師までもがノイローゼになってる状況です。


俺は学校が社会性や地域貢献性を伸ばすところであってほしい。
不登校を1人もつくらせないように学ぶ意欲を育てるのが教師です。


教育が崩壊すれば国家は滅びます。
これは歴史が示す事実です。