とらドラ!第17話「クリスマスに水星は逆行する」


なんてったって、櫛枝の様子がおかしい。
それはいろんな要素があるんだと思うけど、川嶋が言った「罪悪感」がその大部分を占めるのではないか。

それと、自分の中で着実に鮮明になっていく高須への思い。
それらが交差して「逃避」という形で現れてしまっている。


大河は謹慎も解け、必死に高須と櫛枝を仲良くさせようと工作する。
もちろん、高須はそれに応えようと努力するのだが、その一方で大河は自分にとってどのような存在なのか、物凄く考えるようになる。

高須にとって大河はどのような存在なのか?
これまで高須も大河と北村が上手く行くように努力してきた。
しかし、ここへきて改めて彼女とどう向き合うかについて考えるようになってしまう。

北村にとって大河と北村が結ばれることは興味なのか?
だったら、なぜ自分は櫛枝を追いかけているのか。

櫛枝だけではない。
高須も自分の心の中の変化に動揺しているのだろう。

千原の動向がそれに拍車をかけているのかもしれない。
でも、春田たちは千原が北村のことを好きなことを知らないのか?

そうだよな。だったら、ファミレスであのような席の配置をしないはず。
千原が一方的についてきたのだろう。
春田や能登は大河と北村が上手く行くことを望んでいるはずだ。

高須は彼らの工面に一層悩むことだろう。
自分の気持ちがいちばんわからないのは、当の本人、高須なのだから。


大河は高須にとってどのような存在なのか。
それが明らかにされるのは物語の後半だろうか。

次回の展開も楽しみです。