とらドラ! 第19話 「聖夜祭」

今年一年分泣いた。こんなに感動したの久しぶりだ。
とらドラ!」が観れる時代に生まれて、このアニメが観れる環境に生まれて本当に嬉しい。


川嶋は「幼稚なおままごとはやめたほうがいいって」といった。
大人の世界で過ごしてきた彼女からは、三人の茶番が滑稽にみえるようだ。これがあとあとすごい意味をもってくる言葉。

大河は戦友としてお互いの恋が成就するように戦ってきた。
しかし第7話で、大河はそれが恋とよばれるものかはわからないが、高須を特別な存在であると叫んだ。

櫛枝の家に直行せず、大河の家でサンタクロースを身に纏い、大河を心の底から楽しませる。

そんな高須の優しさを、ふだん「駄犬」といっても感じている。
それが親友の櫛枝へ思いを馳せているという現実。来年のイブも一人だという不安…。

もう高須にすがることはでない。
体の底からわきあがる感情が大河を奮い立たせる。

靴もはかず裸足で飛び出し、高須への思いを泣き叫ぶ。
そのシーンは第7話のときと同じくらい、この「とらドラ!」という物語の核心部分であり、感動は最高潮に達した。

その一部始終を偶然垣間見てしまった櫛枝は、校門で高須にお互い結ばれることはできないと告げてしまう。

「あのね高須くん…幽霊もUFOも、やっぱり私には見えなくていいと思うんだ。…見えない方が、いいみたい」


櫛枝は高須に好意を抱いていたのは間違いない。
だけど、櫛枝は大河の心境を察した。櫛枝は自分の気持ちを殺し、人を好きになることを拒んでしまう。切ない。


第19話でだいぶこの物語が佳境を迎えることを知らされました。
やはり、こうなってしまうんですね。

これからは主人公、高須の動向がすべてを握っていますね。



10月1日からはじまってはや5ヶ月間。
毎週楽しみにしていたこのアニメもそろそろ終わってしまうとおもうと非常に残念。
小説も来月発売の第10巻で完結とのこと。


すべてのひとが幸せになることは不可能なのか!